【F1 インドGP】ベッテル「何もかも良いレースができた」

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レッドブル(2012年インドGP)
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優勝と2位のポイント差は「5」。ワールドチャンピオン争いにおいて、5ポイントも広げたと見るべきか、5ポイントしか開かなかったと考えるかは、レッドブル陣営とフェラーリ陣営で捉え方が違うだろう。

優勝
セバスチャン・ベッテル(レッドブル)

「何もかも、とてもいいレースができた。このリザルトはとても嬉しい。僕もマーク(ウェーバー)もスタートを上手に決めることができた。T1突入はまだ近接していたが、T3の立ち上がりから後続を引き離すことに成功した。ここでギャップを広げられたのが良かったと思う。ソフトタイヤのフィーリングが良くて高い戦闘力が出ていた。その気になればもっと長く走ることもできたと思うけど、どこかで交換の判断はしなくてはならない」

「マクラーレンとフェラーリはハードタイヤで高いペースを出していたから、ギャップを築くことが重要だったんだ。終盤に僕のマシンからスパークが出ているのは気づいていたが、何も問題はなかった。このウィークエンドには他にもスパークを出しているマシンがあったしね。レッドブルにとってはとても重要な一日だったといえるだろう」

2位
フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)

「現時点でレッドブルと戦うことはできても、勝てるだけのマシンが用意できていないようだ。予選の状況よりは決勝のマシンの方がいくぶんかマシだ。スタートで頑張って、1周目のバトルで頑張って、トップスピードも振り絞り、タイヤを適切に扱って、僕自身が120%のドライブをしてようやく今日の2位フィニッシュがある。どのレースでも全力を尽くしてはきたけど、シーズンの最後にタイトルを獲得できたなら、ライバルのミスによって勝ったと言われるよりは、フェラーリ自身がマックスの力を出したから勝てたと言われたいよ」

「すでにアブダビGPに準備するアップデートパーツの一部は出来上がっているので、次のレースではポイントのギャップを詰めたいと願っている。残りのレースで獲得可能なポイントは75ポイントもあるから、それほど悲観はしていない」

「今日のパフォーマンスが僕の今年のベストかと聞かれると答えるのは難しいが、いつでもこれだけの力が出せるというものでもない。バレンシアやモンツァの走りも良かったと思っているが、今日のドライブは最高のひとつだろうね。スタートからフィニッシュまで全力でプッシュして、オーバーテイクもいつもよりリスク覚悟で頑張ったつもりだ」

3位
マーク・ウェーバー(レッドブル)

「KERSにトラブルが発生して、騙し騙し走る必要があったんだ。外からだとマシンにどんな影響が出たかわかりにくいかも知れないけど、ストレートでは結構役に立っていたから調子を崩したのは残念だ。それからブレーキバランスや細かな問題も出ていた。チームはKERSを回復させようと努力して、無線で指示を出してくれていたんだけどね」

「それと1ストップレースでは、右フロントのロックの危険性は常にあるんだ。フロントタイヤの重要性を考えると、タイヤには常に注意を払うべきで、全体のリズムにも影響しかねない。全体的には今日のドライブに僕自身は不満な点はない。もう少し上位でフィニッシュする可能性もなかったわけじゃないが、結果はご覧の通りだ」

《編集部》

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