益子修社長は10月25日の発表会見で、2012年度末までの販売目標について日本は5000台、グローバルでは7万台を掲げた。旧モデルの実績にほぼ沿った計画だが、2013年1月投入のPHEVモデル分を「上乗せしたい」と述べた。
新型アウトランダーは7月にまずロシアで発売し、これまでの受注が1万2000台を超え、「大変好調な滑り出し」(益子社長)と評価している。海外では今後、中国にも投入するが「販売環境から、少し慎重にスタートしたい」と、領土問題による影響が避けられないとの見通しを示した。
一方で益子社長は、「中国の販売で課題はあっても、われわれとしては『何としてもこのクルマが欲しい』と思ってもらえる商品を出してみたい」と語り、アウトランダーの商品力への「(そうした)期待はかわらない」と指摘した。