【三菱 アウトランダー 発売】e-Assist搭載も価格乱さず

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三菱自動車工業は、ミッドサイズSUV『アウトランダー』をフルモデルチェンジし、10月25日より販売を開始した。

先進安全技術「e-Assist」(イー・アシスト)を「24G Safety Package」「24G Navi Package」に標準装備する。イー・アシストはミリ波レーダーとカメラを用い、先行車との衝突回避または衝突被害軽減に寄与する「衝突被害軽減ブレーキシステムFCM」、車線から逸脱しそうな場合に警報等で注意を促す「車線逸脱警報システムLDW」、先行車への追従走行を可能とする「レーダークルーズコントロールシステムACC」の3つの機能をもって運転者をアシストする。

三菱自動車工業 商品戦略本部 商品企画部の篠崎哲夫主任は「衝突被害軽減ブレーキシステムのFCMは、ミリ波レーダーを使ってクルマを感知し、止まる機能を追加しています。ミリ波レーダーの採用に関しては、メリット・デメリットがありますが、例えば、カメラを使用した場合だと人や物を感知することが可能です」と特徴を紹介した。

さらに「しかし雨、夜間、雪など環境によって機能が低下することがあります。ミリ波レーダーの特徴は環境に強く、約200m先まで見ることが可能なため、高速領域での使用に優れています。高速道路を使用して遠出されることを想定したアウトランダーの特性上、環境の変化に強く、高速領域での使用に優れたミリ波レーダーが合っていると考えました」と話す。

「イー・アシストは相対速度30km/h以下で作動します。そして感知の対象は車なので、車くらいの幅がない対象は感知しないという技術です。詳しい数値は言えませんが、1m程度の幅から感知します。また、ACCは前方車両との時間を見ており、1.8〜2.3秒の中で追従できるよう制御しています。これら機能はOFFにすることもできますが、基本ONの状態になっています」

「FCMをカメラとミリ波レーダーの複合としなかった理由は、販売価格の高騰につながるためです。やはり車それぞれの設定金額があり、機能追加によって価格が高くなってしまうと選んで頂けないかと。安全装備は元々あるものとして、価格帯に収まっていて初めてお客様に評価頂けると考えています」

「この車に載せるかは別として、いずれカメラとミリ波レーダーの統合制御で、人も車も感知できるというのがひとつのゴールだと思っています」と今後のイー・アシストの可能性を語った。

《山本 一雄》

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