フォード、WRCスポンサーから撤退…事実上のワークス参戦終了へ

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フォード フィエスタ RS WRC
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フォードモーターの欧州部門、欧州フォードは10月15日、2012年シーズンをもって、WRC(世界ラリー選手権)のタイトルスポンサーから撤退すると発表した。事実上のワークス参戦の終了だ。

というのも、欧州フォードは今回、英国に本拠を置く長年のWRCパートナー、Mスポーツとの間で、ある協議を行っていることを公表。その内容は、フォードからMスポーツに対する車両の供給や技術面でのサポートを、今後も続けるかどうかというものだ。

この協議がまとまれば、2013年シーズンのWRCには、フォードはワークス体制でなく、Mスポーツがプライベーターという形で参戦する。

欧州フォードのRoelant de Waard副社長は、「フォードはWRCにおいて、長く誇りに満ちた歴史がある。今回の決断は困難なものだった」とコメント。さらに、「現時点ではWRCとの約束を反故にし(当初の契約では2013年まで参戦予定だった)、経営資源を他に振り向けることが、フォードにとって最良の選択だ」と述べた。

WRCに関しては、BMWグループのMINIが10月12日、WRCへのワークス体制での参戦を、2012年シーズンをもって終了すると発表している。

《森脇稔》

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