アウディは10月8日、9月の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は約13万6600台。前年同月比は13.6%増と、2桁の伸びを維持している。
市場別では、欧州が市場全体の減速傾向に反して、前年同月比7.4%増の7万2200台と、8か月連続の前年実績超え。このうち、地元ドイツは3.5%増の2万0712台と、8か月連続で前年実績を上回る。アウディによると、欧州では『A1スポーツバック』や新型『A6アバント』、『Q3』の販売が好調だという。
ドイツに続いたのは英国で、前年同月比20%増の2万2389台。フランスは1.4%増の5020台と、2か月連続で増加。一方、スペインは12.9%減の2295台と2か月ぶりのマイナスだ。イタリアは15.9%減の4802台と引き続き不振。ロシアは57.3%増の3150台と、大幅増が続く。
引き続き、大幅成長しているのはアジアパシフィック地域で、9月は前年同月比20.4%増の4万3000台を販売。このうち、中国(香港を含む)は3万5512台を売り上げ、前年同月比は20.5%増だった。米国は9月としては過去最高の1万2302台を販売し、前年同月比は26.5%増と21か月連続で前年実績を上回った。
アウディの2012年1‐9月世界新車販売は、前年同期比12.8%増の109万7500台。同社のルカ・ディ・メオ営業担当取締役は、「9か月で100万台に届いたのは過去最速のペース」とコメントしている。