日産自動車は9月27日、フランスで開催したパリモーターショー12でコンセプトカー『TeRRA(テラ)』をワールドプレミアした。
テラは水素燃料電池を搭載した(FCEV) SUVだ。同社のEV『リーフ』に搭載されるシステムで前輪を駆動し、コンセプトカー『PIVO』にも採用されているインホイールモーターを使用して後輪を駆動する先進的な4WDシステムを採用する。後輪を駆動させるためのドライブシャフトが不要となるため、フラットな室内空間を実現している。
使用する水素燃料電池は、必要貴金属を4分の1に減らし、コストを6分の1に抑えた最新のもの。EV分野のリーディングカンパニーを目指す同社が、得意とするSUVというジャンルでゼロエミッションSUVという新ジャンルの提案を狙う。