【トヨタ マークX マイナーチェンジ】好評だったスタイリングを敢えて一新

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  • トヨタ自動車製品企画本部ZSチーフエンジニアの友原孝之さん

トヨタはマークXをマイナーチェンジし発売を開始した。今回のマイナーチェンジでの大きなポイントは商品鮮度だという。

同社製品企画本部ZSチーフエンジニアの友原孝之さんは、「およそ3年前、3代目『プリウス』が爆発的に販売台数を伸ばし、“ハイブリッドに非ずんば、クルマに非ず”という空気感が漂っている中、2代目の『マークX』は登場しました。ただし、エコ、環境だけではない、運転する楽しさ、それからワクワク感、そして何よりも魅力的なスタイリングにこだわって、ハイブリッドとは違うもうひとつの選択肢となりうるクルマを目指して、開発しました」と振り返る。

そして、今回のマイナーチェンジでは、「市場で好評なスポーティさ、それから、高級を中心とした商品鮮度、これが一番大事だと思っています」という。「この商品鮮度を意識したこと、商品魅力を支える性能のスパイラルアップ、そして、ユーザーから要望が沢山あったプレミアムグレードを2.5リッターに追加設定をしたということが大きな柱です」と述べる。

「変化の早い現在に於いては、あっという間に意匠が陳腐化してしまいます。2代目のマークXのスタイリングはユーザーからはとても好評でしたが、だからこそ、いまその商品鮮度に目を向けながら変えていかなければいけないと思ったのです」と友原さん。

そこで、「マークXのアイデンティティは“目力”だと思っていますので、この目力を具現化するために、ヘッドランプを大きく変えました。全車バイキセノンのヘッドランプにすることで、意匠の自由度を大幅に持たせたのです」。これにより、「LEDのクリアランスランプをヘッドランプの中にビルトインすることも出来ました」とする。このクリアランスランプについては、「意匠だけでは全然だめで、その中に機能をいかに融合させるか、そういうことが大事だと取り組んで来ました。更に光り方にもこだわりを持って開発をしたのです」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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