ロールス・ロイス・モーター・カーズは9月6日、日本での需要拡大をうけて、東京に店舗スペースを拡張した新ショールームをオープンすると発表した。また、既存の横浜ショールームの設備拡張、大阪に新たな販売拠点を設けることも明らかにした。
新ショールームのオープニングセレモニーには、同社最高経営責任者のトルステン・ミュラー・エトベシュ氏が出席、その後行われた記者会見で「日本市場における事業の発展には、非常に満足している」と語った。
また、昨年3月の大震災以降、日本市場全体の売上減が見込まれながらも2011年度の業績が2010年度と同等であったことに対し、「このことは誇りに思うべきことであり、パートナーであるディーラーのたゆみなき努力があったことの証拠と考えている。また、それは日本市場全体の強靭さ、回復力を示すものでもある」と述べた。
さらに、3月のジュネーブモーターショー12でマイナーチェンジが行われた、同社のフラッグシップサルーン『ファントム』の国内受注状況が「好調に推移」しているとした上で「南米や東南アジアなど新たな市場を開拓していきたい」との意向を明らかにした。