BMWグループ監査役会は、ミラン・ネデリコビッチ氏が2026年5月14日付で、BMWグループの取締役会長(CEO)に就任すると発表した。
ネデリコビッチ氏は、新世代EV「ノイエ・クラッセ」の成功裏な立ち上げを経て、オリバー・ツィプセ氏の後任として会長職に就く。ツィプセ氏は10年以上にわたりBMWグループ取締役会メンバーを務め、2019年8月から会長職を担ってきた。監査役会は、BMWグループへの卓越した貢献に対し、ツィプセ氏に心からの謝意を表明した。
BMWグループの監査役会、ニコラス・ピーター会長は「ミラン・ネデリコビッチ氏は、戦略的先見性、強力な実行力、起業家精神に裏打ちされた思考で人々を納得させる。財務的であれ環境的であれ、資源管理を重視している」と述べている。
2023年に、ツィプセ氏のBMWグループ取締役会会長としての契約は、通常の定年を超えて2026年まで延長されていた。その後、予定通り2026年5月13日の定時株主総会後に取締役会を退任し、BMWグループでの通算35年間のキャリアに幕を閉じる。
ピーター会長は、「オリバー・ツィプセ氏はBMWグループに多大な貢献を果たし、心からの感謝に値する人物。新型コロナウイルスのパンデミックといった世界的危機においてもBMWグループをリードし、史上最大の戦略プロジェクトである『ノイエ・クラッセ』をリードした」と述べている。
取締役会会長に指名されたネデリコビッチ氏は、2019年よりBMWグループ取締役会メンバーを務め、現在は生産部門を担当している。56歳の彼は、1993年にBMWで研修生としてキャリアをスタートさせ、幅広い国際的な経験を積んできた。
英オックスフォード工場、独ライプツィヒ工場およびミュンヘン工場のマネージング・ディレクター、コーポレート品質管理本部長など、上級管理職を歴任してきた。取締役会会長としての契約は2031年までを予定している。



