フォルクスワーゲンの主力車種『ゴルフ』。9月4日(日本時間、9月5日)のドイツ・ベルリンでのワールドプレミアを直前に控え、新型の革新的な中身が見えてきた。
これは8月下旬、フォルクスワーゲンがドイツ本社で開催したメディア向けプレゼンテーションの席で明らかにしたもの。すでに、新型アウディ『A3』に導入された「MQB」と呼ばれる新型プラットフォーム(車台)の採用が公表されている新型ゴルフだが、それ以外にも注目すべき点は多い。
まずは、ボディサイズ。新型は7世代目モデルにあたるが、歴代ゴルフはモデルチェンジの度に、ボディサイズを拡大してきた。新型も現行比で、若干車体を大型化する。
新型ゴルフのボディサイズは、欧州仕様の場合、全長が4255mm、ホイールベースが2637mm。現行型と比較すると、全長は56mm、ホイールベースは59mm伸ばされた。
ボディサイズの大型化にもかかわらず、新型は大幅な軽量化を達成。フォルクスワーゲンによると、新型は室内空間を広げ、安全性も高めた上で、現行比で最大100kgの軽量化を実現しているという。
また、燃費性能の向上にも注目したい。パワートレーンの詳細は現時点では未公表だが、新開発エンジンの採用により、燃費やCO2排出量は最大23%改善しているとのことだ。
間もなく、ドイツ・ベルリンでベールを脱ぐ新型ゴルフ。新型が再び、コンパクトカーの世界基準となりそうだ。