英国の名門スポーツカーメーカー、ロータスカーズ。経営不振が伝えられる同社に、フォルクスワーゲングループが買収を提案したとの情報が舞い込んできた。
これは7月25日、ロータスカーズの親会社プロトン(マレーシア)の筆頭株主、DRB-ハイコムを率いるモハマド・カミル・ジャミル社長が明らかにしたもの。同社長は「名前は公表できないが、ある外国企業から、ロータスカーズを買収したいとの提案を受けた」と発言したのだ。
同社長のこの発言を受けて、一部メディアは、「買収を提案したのはフォルクスワーゲングループの可能性がある」と報道。2018年までに新車販売台数と収益性でトヨタを抜いて、世界ナンバーワンを目指すフォルクスワーゲングループの拡大戦略の一環との見方だ。
ただし、この報道に対して、フォルクスワーゲングループは「憶測にはコメントしない」との立場。DRB-ハイコムのモハマド・カミル・ジャミル社長も、「ロータスカーズへの買収提案は断った」と明かしている。