ニコ・ロズベルグとルイス・ハミルトン、フェルナンド・アロンソらを巻き込んだバーレーンGPのブロッキング論争が、スペインGPを控えたパドックでもまだ尾を引いている。
問題の2件はいずれもバーレーンGPレースのT3からT4にかけて発生した。ロズベルグが後方から迫るハミルトンに対しブロックをしたのと、その2周後にアロンソに対する同様の動きがスチュワードの審議対象となりいずれもレースの範囲内という結論が出た。ハミルトンの場合は、トラックの縁石から押し出されたがそのままオーバーテイクを成功させ、アロンソは断念している。
アロンソは5月10日付のブログで、「ドライバー間の敬意が消えた」という感想を述べた他にも何人かがこの日に発言し、スペインGPの決勝レース前に行われるドライバーズブリーフィングで、この問題を説明して欲しいといった声が出たようだ。
ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)は次のようにコメントしている。
「この問題に2人のドライバーから疑問が呈されたのだから、きちんと議論すべきだと思う。もしもあれが危険だというのであれば、もちろん僕は意図してそうしたのではないけれども、再発しないようなルール作りが必要だ。現状のルールはあまり明確ではないので、もっと詳しく規定すべきなのかもしれないし、とにかく議論はすべきだろう」
と、当事者のロズベルグは語るが……。