トヨタ自動車が11日発売した新型『カローラ』にはアイドリングストップが初めて採用された。エコ運転のアイテムとしてアイドルストップを標準装備するモデルも増えているが、新型カローラでは1.5リッターCVTモデルのみのオプション設定となっている。
その理由をチーフエンジニアの藤田博也氏は「お客さんに選んで買って頂くため」とした上で、「郊外に住んでいるのでアイドルストップをあまりしないという人と、街中の渋滞路を毎日通勤している人とではアイドルストップの価値が違う」と指摘する。
さらに「アイドル1分止まると1.5リッタークラスでいうと7cc前後。ガソリン1リッター150円だと1.05円。10分止まったら10円50銭。それで(オプション価格が)数万円となると何回通勤すれば、という計算ができる。あるいはこれを買ってもほとんど使わないから別を、というように選んで頂けると思う」と説明した。
アイドリングストップをオプションで装備できる「1.5L4WD・Super CVT-i」グレードの発売は1か月遅れの6月11日。車両本体価格はセダンモデルのアクシオで142万~190万円、ワゴンモデルのフィールダーで158万~183万円。