ヤマハは11月末、インドネシア・西ジャワ州タシクマラヤで「MAXi Turboエクスペリエンスツーリング」を開催した。ヤマハカップレース・タシクマラヤの関連イベントとして実施され、参加者は人気の『NMAXターボ』をはじめとしたヤマハのスクーター「MAXiシリーズ」でタシクマラヤの魅力を体験した。
ツーリングはタシクマラヤ市内のヤマハフォルトゥナ販売店を出発し、タシクマラヤ県南部のパマヤンサリビーチを目指すルートで行われた。往復約170kmの行程で、『NMAXターボ』、『エアロックスアルファ』の各タイプ、『LEXi』などのMAXiシリーズが使用された。全てのスクーターが長距離走行において優れた性能と快適性を実証したとしている。
今回のツーリングの特徴は、YECVT(ヤマハ電気式無段変速機)技術による「ターボ感覚」の走行体験だ。YECVTは、Tモード(街乗り・通勤モード)とSモード(スポーツツーリングモード)の2つの走行モードを備える。運転特性がよりスムーズで燃費が良いTモード、レスポンスの良い加速が得られるSモードをステアリング左のモードボタンで切り替えることが可能となっている。さらにTURBOモードを使用することでハンドルの下に配置された「Yシフト」機能も使用が可能に。これを使用することで瞬時に加速することができる。これを「ターボ感覚」と呼んでおり、インドネシアで人気を博しているという。
ヤマハがインドネシアで開催した「MAXi Turboエクスペリエンスツーリング」ルートは交通量が少なく、緑豊かな樹木、水田、丘陵地帯など美しい自然景観が広がっていた。走行路は登坂、下り坂、急カーブが混在し、路面は滑らかなアスファルトから凹凸のあるコンクリート路まで多様だった。天候も晴天、小雨、強風と変化に富んでいた。
ヤマハインドネシアモーターマニュファクチャリング(YIMM)の広報・ライディングアカデミー・コミュニティマネージャーであるリフキ・マウラナ氏は次のように述べた。「通過した様々な路面特性は、ターボ走行の印象をもたらす機能と技術をテストするのに最適でした。これはMAXiヤマハが常にライダー、特にツーリングや長距離走行を好む方々の選択肢であることの証明です」
参加者の一人であるフェブリー氏は、「このルートを走るのは初めてで、登坂、下り坂、カーブが混在していました。その挑戦をNMAXターボで乗り越えることができました。Yシフトを使用することでスムーズに走行でき、直線路でも曲がりくねった道でも最大限の加速が可能でした。ハンドリングは快適で、デュアルABS(アンチロックブレーキシステム)による最適な制動性能、TCS(トラクションコントロールシステム)が加速時の後輪スリップリスクを軽減してくれ、NMAXターボでの走行を本当に楽しめました。ツーリングに最適です」と語っている。
ヤマハがインドネシアで開催した「MAXi Turboエクスペリエンスツーリング」
ヤマハは、この体験により、NMAXターボとMAXiヤマハシリーズが優れたツーリングパートナーとしての評価をさらに高め、プレミアムな走行体験を提供することが証明された、としている。
NMAXターボはアジアを中心に人気を博しているスポーツスクーターで、日本では『NMAX155』として2025年3月に発売。日本仕様は車名にこそ「ターボ」の名を冠してはいないもののYECVTによる「ターボ感覚」を味わえる走りはそのまま。刷新した近未来的なデザインも注目を集め、年間販売計画を大幅に上回る受注があったことで早期に受注を停止するほどの人気を博している。
日本での販売価格は45万9800円(税込)。
ヤマハ NMAX155(日本仕様)









