4月23日、中国で開幕した北京モーターショー12(オートチャイナ12)。ボルボカーズ買収で一躍有名になった中国浙江吉利控股集団(ジーリーホールディンググループ)傘下の吉利汽車のブースでは、ジーリーブランドの福祉車両コンセプトが視線を集めた。
この福祉車両コンセプト、車名は『Mc Car』。「マジックカー」の意味を込めたネーミングだ。2列シートのコンパクトな5ドアMPVだが、使い勝手を徹底追求しているのが特徴。
目を引くのは、リアゲートの開口部の大きさだろう。上方に開くゲートと、バンパーから下方にせり出すスロープを組み合わせ、車椅子でも楽に乗降できるように配慮している。
また、車椅子だけでなく、折り畳みタイプの自転車やベビーカーなども固定できる設計だ。