自動車製造ノウハウで野菜を作る…ベジ・ドリーム栗原

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ベジ・ドリーム栗原第3農場(宮城県大衡村)のイメージ
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豊田通商の関係会社である豊通食料が出資するベジ・ドリーム栗原は、セントラル自動車、トヨタ自動車、宮城県及び大衡村と協力し、宮城県黒川郡大衡村に新設するパプリカ農場において、農商工連携プロジェクトに着手する。

同プロジェクトでは、「工業団地を中心とした新しいスマートコミュニティ」の実現を目指すF-グリッド構想のエネルギーマネジメントの一環として、セントラル自動車所有の自家発電設備の廃熱を有効活用し、農産物生産の環境負荷低減を図る。さらに、自動車製造で培ったノウハウを農業の生産性向上に活かす新しい農商工連携モデルの構築に取り組む。

具体的には、自動車工場内の自家発電機の隣接地にパプリカ農場を新設。発電機の廃熱を温水にて農場に供給し、室温維持に利用する。この熱融通により、エネルギー費の低減が図られるほか、省エネルギー性、CO2削減効果も高まり、環境負荷の少ない農産物生産の実現が可能となる。

ベジ・ドリーム栗原では、今後はトヨタが自動車で培ったモノづくり、技術を応用し、農業の競争力を向上させるアイデアも考案していく予定。

《纐纈敏也@DAYS》

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