今、F1パドックの注目を集める新機軸と言えばメルセデスAMGの‘DRS連動式Fダクトウイング’だが、マクラーレンのデザイナー、ジョナサン・ニールもその動作原理は見当がつかないと語る。
「率直にいって見当がつきません。予選のメルセデスの速さはたしかに不可解です。リヤだけではありません。フロントウイングの下部分が入るような写真撮影に応じていないのも彼らの行動から見て取れます。当面はFIAを信頼するしかないでしょう」
「チームはどこもルールが許す範囲で最大限のスピードを追求しますし、やり方に文句がつくこともあるでしょう。メルセデスAMGが考えた仕掛けの原理すらわかっていない今は、FIAの判断に頼るしかない。われわれF1チーム側はFIAのチャーリー・ホワイティングに対しては、全てを開示する義務がありますから、彼らの場合もきちんと承認を得ているのだと信じていますがね」