ドイツ自動車メーカー大手のフォルクスワーゲングループは12日、2011年通期の決算(確定値)を公表した。
同社の発表によると、アウディやセアト、シュコダなどを含めたグループ全体の総売上高は、前年比25.6%増の1593億3700万ユーロ(約17兆2340億円)。
また純利益は、過去最高の157億9900万ユーロ(約1兆7080億円)。前年の72億6600万ユーロ(約7860億円)に対して、2.2倍の増益を達成する。
2011年の世界新車販売は、前年比14.7%増の約830万台と過去最高。このうち、フォルクスワーゲンの乗用車部門は、13.1%増の約510万台。中国や米国での好調な新車販売が、過去最高の販売台数に貢献した。
フォルクスワーゲングループのマルティン・ヴィンターコルン会長は、「2011年は素晴らしい成功を残した。自動車メーカーで世界ナンバーワンになるという目標に向けて、順調な足取り」とコメントしている。