F1バルセロナテスト3日目の3日午前、ロータスのキミ・ライコネンが17周しか走れなかった原因は、パワーステアリングの故障とわかった。最初のバルセロナテストではサスペンショントラブルのため、ほぼゼロ走行で撤収したため、ライコネンにとってはヘレス以来となる久しぶりのテスト走行になるはずだった。
「パワーステアリングがまったく効かなかった。最初はすぐにトラブルへの対策ができると思っていたら、時間がかかる割りに完全には直らなかった。結局システムを全部交換する羽目になり1時間半も余分にかかった」
これまでにテストで稼いだ走行距離では不十分ということは彼も認めるが、開幕までにマシンの信頼性さえ戻ってくれれば問題はないという。2月のヘレステストからほぼ1カ月をおいてのドライビングだったが、マシンは、ほぼ期待通りの進歩だったとライコネンは語っている。