テスラモーターズは10日(現地時間9日)、SUVタイプのEV『モデルX』を発表した。テスラが持つプラットフォームを基礎に製造されるモデルXは、スタイルと実用性、確かな性能を提供するとしている。
モデルXにおいて最も特徴的なのは、「ファルコンウィングドア」と呼ばれる、ガルウィング式の後部ドアだ。これにより、SUVのスタイルを持ち合わせながら、大人7人が快適に乗車できる実用性を両立した。『モデルS』同様、フロント部分にはラゲッジスペースを設けた。さらにモデルXでは、デュアルモーターのAWDがオプションとして選択可能であり、その場合、5秒以内に0km/hから96km/hまで加速するとしている。
モデルXは、カリフォルニア州フリーモントにあるテスラ工場で、2013年下旬に生産開始、2014年上旬の納車を予定する。価格は未定だが、テスラモーターズは、「複数のバッテリーオプションが用意されるモデルXは、同クラスのプレミアムSUVに負けない価格で提供される」とした。