6月、フランスで開催されるルマン24時間耐久レース。『TS030ハイブリッド』で復帰するトヨタの最大のライバルになりそうなアウディも、マシンをハイブリッド化することが判明した。
これは2日、アウディが明らかにしたもの。2012年のルマン24時間耐久レースに、アウディは4台の「R18 TDI」でエントリーするが、そのうちの2台がハイブリッドになると告げられたのだ。
マシンは2月末に正式発表されるため、現時点ではアウディのハイブリッドシステムの詳細は不明。ただしR18 TDIが、ターボディーゼルエンジンを搭載していることから、ディーゼルエンジンがベースのハイブリッドであるのは確実だろう。
トヨタのTS030ハイブリッドは、新開発の3.4リットルV型8気筒ガソリン自然吸気エンジンに、フロントがアイシンエィ・ダブリュ製、リアがデンソー製のモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載。また二次電池の役割として、日清紡ホールディングスが開発したキャパシタストレージを採用する。
今年のルマン24時間耐久レースでは、アウディのディーゼルハイブリッドと、トヨタのガソリンハイブリッドという「ハイブリッド対決」が実現する可能性が高くなった。