三菱自動車の益子修社長は24日、電気自動車『i-MiEV(アイ・ミーブ)』の全米での販売を当初予定より半年前倒しして2012年6月から開始することを明らかにした。益子社長は同日開いた新型車発表会で一部報道陣に対し語った。
北米向け i-MiEVは当初、11月下旬からカリフォルニア、ワシントン、オレゴン、ハワイの4州で先行発売し、それ以外の全米各州およびカナダは2012年末までに投入する計画だった。
益子社長は「先日の全米ディーラー大会でもっと早めてほしい」という要望があったことを披露した上で、「6か月前倒しして、来年6月には全米展開できるように決めた」ことを明らかにした。
北米向け i-MiEVは、全長、全幅、全高ともに拡大するとともに、北米の安全基準に適合するため、乗員の着座位置を検知して展開量を制御するアドバンスドエアバッグシステムや、タイヤ空気圧モニターなどを新たに採用している。また米国では『Mitsubisi i』のモデル名で販売するという。