16日、米国で開幕したロサンゼルスモーターショー11。その恒例イベント、「第8回デザインチャレンジ」の結果が18日、公表された。スマートの『341パルクール』が、栄冠を手にしている。
デザインチャレンジは、ロサンゼルスモーターショーの恒例行事。おもに米国カリフォルニア州にデザイン拠点を置く自動車メーカーが参加するデザインコンペティションだ。2011年は、ホンダ、ヒュンダイ、メルセデスベンツ、マイバッハ、スマート、スバルの6ブランドがエントリーした。
今年のテーマは、「ハリウッド映画に起用するホットな次世代車」。創造性やブランドの魅力が表現された次世代ムービーカーのデザインを競い合った。
スマートの341パルクールは、コンパクトシティコミューターの『フォーツー』をラインナップする同ブランドらしい作品。手がけたのは、ドイツのメルセデスベンツ・アドバンスドデザインスタジオだ。
341パルクールは道路上を飛んだり、超高層ビルの壁を駆け上ることが可能。主人公のジャーナリスト、アニー・アングルがこの341パルクールに乗って、行方不明になったロボットを捜索するというストーリー。
デザインチャレンジの審査員のひとり、チャック・ペリー氏は、「341パルクールは、先進性と冒険旅行に適した機能性を表現し、今年のデザインチャレンジの趣旨に最もマッチした1台」とコメント。これでスマートは、2年連続でデザインチャレンジを制したことになる。