ポルシェは16日、米国で開幕したロサンゼルスモーターショー11において、『パナメーラGTS』をワールドプレミアした。
同車は、『パナメーラ』の自然吸気エンジン搭載のトップグレード、「パナメーラ4S」をベースに、さらなる運動性能の向上を図ったモデル。そのハイライトは、エンジンのパワーアップだ。
4.8リットルV型8気筒ガソリンエンジンは、最大出力430ps/6700rpmを発生。パナメーラ4Sに対して、30psパワフルになった。最大トルクは53kgmで、2kgmの向上を果たす。
トランスミッションは7速PDK、駆動方式は4WD。「スポーツクロノパッケージ」の場合、0-100km/hは4.5秒以下、最高速288km/hという優れたパフォーマンスを実現する。これはパナメーラ4Sの5秒、282km/hを上回る性能だ。
足回りは、PASM(ポルシェ・アクティブ・サスペンション・マネージメント)や、アダプティブエアサスペンションを専用チューン。ブレーキは、「パナメーラターボ」用で強化された。タイヤは前255/45R19、後ろ285/40R19サイズを履く。
パナメーラGTSは、ドイツでは2012年2月にリリース。現地価格は、11万6716ユーロ(約1215万円)からとアナウンスされている。