日産自動車が第42回東京モーターショーに、コンパクトな2シーターEVスポーツカー『ESFLOW(エスフロー)』を出品する。
これは、今年3月のジュネーブモーターショーに出品したモデルで、『リーフ』と同じユニットを、専用のシャシーにツインモーターをミッドシップレイアウトで搭載。コンパクトでありながらパフォーマンスが高いEVのスポーツカーである。
商品企画本部先行商品企画室アシスタントマネージャーの潮崎達也さんは、「一目でスポーツカーとわかる明快なプロポーションとデザイン、そして、EVならではのレイアウト(全車軸と後車軸にモーターを搭載、リアシート位置にバッテリーを搭載)の融合がエスフローの特徴です」と話す。
そのデザインのキーワードは“ZERO but HOT”。このZEROはゼロエミッションを指す。「ゼロでありながらも、その一方でスポーツカーらしい“熱さ”を感じさせるデザインです。熱い心を持ったドライバーと一体化するような熱いクルマ、そして走り。ゼロエミッションでありながらもエモーショナルなスタイリングを提供することを考えました」(潮崎さん)。
実際のデザインでは、「非常に低く構えたアグレッシブなシルエットと、ディテールも同じくアグレッシブで、走りを予感させるようなものとなっています」とし、EVだからこそのデザインとして、「フロント部分を低くすることが出来たので、スピード感あふれるスタイルを提供しています。自分とクルマが一体化したような、わくわくするEVならではのスポーツカーの走りを提供したい、そんな思いを込めてデザインしています」と述べた。