米国ビッグ3の一角、フォードモーター。同社のトップが中国合弁パートナーと共同で、EVの現地生産に乗り出す意向を示した。
これは26日、『ブルームバーグ』が報じたもの。同メディアの取材に応じたフォードモーターのアラン・ムラリーCEOは、中国合弁の重慶長安汽車と共同で、EVを現地生産する計画があることを明かしたという。
同社は2011年4月、上海モーターショー11において、『フォーカス』のEV、『フォーカスエレクトリック』をはじめ、小型MPVの『C-MAX』をベースにしたプラグインハイブリッド、『C-MAX Energi』、中型セダンの『フュージョンハイブリッド』の3車種を、年内をメドに、順次中国でリース販売することと発表。今回の報道は、これから一歩踏み込んで、EVの現地生産に乗り出す構えを見せたことになる。
ライバルのGMは20日、中国合弁パートナーの上海汽車(SAIC)との間で、EVを共同開発することで合意。中国市場において、EV普及に向けた動きが加速している。