ダイハツ工業の伊奈功一社長は、新型『ミライース』を子会社のダイハツ九州の大分(中津)第2工場で生産することについて「シンプル・スリム・コンパクトな工場で生産するのにふさわしいモデル」と述べた。
中津第2工場は同社の国内工場でのシンプル・スリム・コンパクト化の活動を集約した工場。大分第1工場と同じ規模の生産能力でありながら、建屋面積、設備投資額、工程数を大幅に削減、グローバルに通用する低コスト・高品質な車づくりを実現する「軽自動車専用のシンプル・スリム・コンパクトな工場」として2007年12月から操業を開始した。
伊奈社長は新型車イースが「シンプルでスリムな車であり、価格が安くて、良い品質を生み出すのに最適な工場」と述べた。
イースは、コスト低減を徹底することで低価格化を実現しており、物流コストを削減するため、九州域内からの部品調達率も高めた。また、九州は、韓国や中国といったアジアからも近く、アジアからの部品調達にも役立っている。