新型BMW『X3』は、日本での販売が開始され約半年が経過した。
BMWというと後輪駆動のクルマというイメージが強いが、実は四輪駆動も25年も前から存在している、と話すのは、BMWマーケティングディビジョンプロダクト・マネジメントプロダクト・マネジャーの岡田信之さん。「E30やE34という時代から市販車としてあったのです」。
Xモデルに関しては、2000年に初代Xの『X5』がデビュー。その後、X3登場、『X5』のモデルチェンジ、続いて『X6』や『X1』が追加となった。X3に関しては、全世界で50万台以上の販売を記録。X5に関しては100万台の実績があるモデルだという。
X3のユーザー層について岡田さんは他のXモデルと比較しながら説明する。「X5は、パワーやラグジュアリー的なフィーリング、走破性などの全てをクルマに求めるようなユーザー」であるのに対し、X1は、「SAVとしてさまざまなところへ出かけたいと同時に、もっと気軽にBMWに乗りたいというユーザー」だという。
X3のターゲットユーザーは、「活動的であると同時に、自分なりの価値観をきちんと持っている人」だという。つまり、「やみくもに新しいものを求めたりする気儘さ、気まぐれさはなく、自分のスタイルを確立された方で、X1よりは若干成熟された方というところを狙っています」と語った。