米HV販売、プリウス 対 ソナタ の構図が鮮明に…8月実績

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トヨタ自動車、ホンダ、ヒュンダイ、フォードモーター。米国でハイブリッド乗用車をラインナップしている主要4社の8月ハイブリッド車販売実績が出そろった。

各社の発表によると、8月に米国で最も売れたハイブリッド車はトヨタ『プリウス』で9491台。東日本大震災後の減産の影響で、前年同月比は19.6%と勢いはないが、7月の7907台と比べれば、確実に出荷ペースは回復してきている。

レクサスブランドでは、『CT200h』が2087台をセールス。7月の1553台から台数を伸ばしたのが目を引く。トヨタとレクサスの合計では、8月に1万3273台のハイブリッド車を販売。前年同月比は17.4%減の結果だが、対7月比では約2200台増えた。

プリウスに続いたのが、ヒュンダイ『ソナタハイブリッド』で4136台。7月の4177台から若干台数を落としたものの、米国中型セダンのハイブリッド車としては、ナンバーワンの販売台数を維持している。

ホンダは、『CR-Z』が961台、『インサイト』が745台。7月との比較では、CR-Zは約80台の上乗せ、インサイトは2012年モデルの発表を控えてか、約240台の減少だ。大幅減となったのは、『シビックハイブリッド』。新型投入にもかかわらず、7月の311台から8月は106台へ後退している。

また、フォードモーターでは、SUVの『エスケープ』が563台、中型セダンの『フュージョン』が216台。リンカーンブランドでは、『MKZ』が491台を売り上げた。

今後、米国市場でハイブリッド車の台風の目となりそうなのが、トヨタが発表した新型『カムリハイブリッド』。ソナタハイブリッドの勢いを止められるか、注目だ。

《森脇稔》

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