ヒョンデの高性能EV『アイオニック5 N』を一部改良、ドリフト支援モード強化…891万円から

ヒョンデ・アイオニック5 N
  • ヒョンデ・アイオニック5 N
  • 「IFS」ONの状態
  • AR(拡張現実)機能

Hyundai Mobility Japan(ヒョンデ)は11月26日、高性能EV『アイオニック5 N』の一部改良モデルを発売した。

【画像】ヒョンデ・アイオニック5 N

改良内容として、8速デュアルクラッチトランスミッションの感覚を再現する「N e-Shift」が従来設定できなかったEcoモードでも使えるようになり、走行の選択肢が広がった。また、ドリフト走行を支援する「N Drift Optimizer PRO」はドライバーの技能や目的に応じて10段階の調整が可能だ。

加えて、「N Launch Control」利用時にはエンジンサウンドオフ設定でもサウンドを発生させ、加速時の臨場感を向上している。Nモードの画面では表示できるウィジェット数が従来の4個から6個に増え設定の自由度が高まった。

一方、安全面ではヘッドランプに「インテリジェントフロントライティングシステム(IFS)」を導入。夜間走行で対向車や先行車への眩惑防止とハイビーム維持による高い視認性を両立し、市街地や日常走行の利便性と安全性を強化した。

「IFS」ONの状態「IFS」ONの状態

さらにナビゲーションにはAR(拡張現実)機能を新たに搭載。フロントカメラ映像に経路案内情報を重ねることで直感的にルートを把握できるようになった。これに加え、ステアリングホイール振動による注意喚起機能、ビルトインドライブレコーダー、ワンタッチリアシートフォールディングボタン、後席乗員通知センサー、全席オートアップ&ダウン付きパワーウインドウ(セーフティー機能付)を標準装備している。

IONIQ 5 Nはヒョンデの高性能ブランド「N」初のEVモデルで、2023年7月に英国で発表、2024年6月5日に日本で発売された。2024年3月には「2024年ワールド・パフォーマンス・カー・アワード」受賞し、世界的に高評価を獲得。モータースポーツ技術を生かし、「Corner Rascal(コーナリング性能)」、「Racetrack Capability(サーキット性能)」、「Everyday Sportscar(日常のスポーツドライビング)」の3つを柱に高性能EVの新たなカテゴリーを開拓している。

車両本体価格は税込891万円(リサイクル料金や保険料、税金など登録費用は別)。ヒョンデは本モデルを通じて電動化時代にふさわしい魅力的な走行体験を提供していく。

《森脇稔》

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