全体相場は6日続伸。景気後退懸念の後退から米国市場が上昇したことを受け、主力株に対して海外投資家の買いが入った。
円相場の軟化も安心感を誘い、平均株価は前日比105円60銭高の9060円80銭で取引終了。8月17日以来約2週間ぶりに9000円台を回復した。6日続伸は6月28日~7月6日に7日続伸して以来。
円相場が一時1ドル=77円台に下落したことが追い風となり、自動車株は全面高となった。ホンダが前日比83円の2557円と大幅続伸。日産自動車も18円高の715円と続伸した。
トヨタ自動車は、外資系証券による投資判断引き下げ、中国当局による「トヨタ車の故障で死傷が多い」とする調査結果が出たとの情報から、8月22日以来の年初来安値を更新。
しかし、2700円割れ水準では買戻しが活発化し、後場からプラス転換。結局、20円高の2754円と続伸して引けた。