豊田自動織機が発表した2011年4-6月期(第1四半期)の連結決算は、営業利益が前年同期比59.1%減の65億5400万円と大幅減益となった。
売上高は同10.3%減の3222億9100万円。東日本大震災の影響で仕入れ先の部品生産が停止、生産活動が滞ったため。
車両生産は『ヴィッツ』、『RAV4』の生産が低迷した。エンジンはAD型ディーゼルエンジンやAR型ガソリンエンジンなどが減少した。カーエアコン用コンプレッサーも海外向けは堅調だったものの、国内向けが減少した。
産業車両では、主力のフォークリフトが国内外で増加した。
収益面は震災影響による減収、人件費の増加、原材料価格の上昇もあって経常利益が同12.0%減の169億6500万円だった。当期純利益が同7.0%増の138億7300万円だった。
通期業績見通しは前回予想を据え置いた。