[写真蔵]トヨタ エティオス 日本初公開…インド市場に特化した機能性

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トヨタのインド戦略車 エティオスが12日、日本で初めて公開された。
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  • トヨタ エティオス
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トヨタ自動車は12日、報道関係者向けにインド戦略車『エティオス』の試乗会を実施した。今回が日本初公開となるエティオスのデザインと機能性を写真とともに紹介する。

Bセグメントに属するエティオスは、セダンとハッチバックの『エティオス・リーバ』を設定。ボディサイズは、セダンが全長4265mm×全幅1695mm×全高1510mm、ハッチバックは全長3775mm×全幅1695mm×全高1510mmと、渋滞が絶えないインドの交通事情や車庫事情を考慮し、コンパクトに仕上げた(参考:日産『マーチ』は全長3780×全幅1665×全高1525mm)。最低地上高は170mmを確保し、インドに多い未舗装路や減速帯の段差に対応する。

新開発のエンジンは、セダンに90psの1.5リットルエンジン、ハッチバックに80psの1.2リットルエンジンを搭載。燃費はそれぞれ、17.6km/リットル、18.31km/リットル。これに5速MTを組み合わせる。

外観デザインはリア部分以外は共通。「光りモノ」を好むインドユーザーの傾向から、随所にメッキパーツを採用している。特徴的なフロントマスクは、笑顔のような親しみ易いデザインから「スマイルライン」と名付けられた。

内装には特に、インドユーザーのカーライフを研究したデザイン、機能が盛り込まれた。エアコンは強い風力を好むインドユーザーに合わせ調整すると同時に、センターのエアコン吹き出し口を縦型とし、後席でも風を感じられるようにした。また、高温なインドの気候を考慮し、7か所にドリンクホルダーを設置。さらにグローブボックスにはペットボトル9本が入るほか、冷風を送り込むこともでき、クーラーボックスとしての役割も果たす。

またインドでは多人数乗車が前提となるため、後席の居住性にも配慮。センタートンネルを排除し、フラットな床面をつくりあげた。またハッチバックではセダン比で約200mmホイールベースが短縮されているにもかかわらず、室内空間のサイズはセダンと同等のスペースを確保している。

セダンは49.6万ルピー(約90万円)からで、30〜40代のファミリー向け、ハッチバックは39.9万ルピー(約70万円)からで、より若い層にターゲットを絞る。

《宮崎壮人》

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