ドゥカティ『ムルティストラーダ1200』に乗るカーリン・ダン選手が、パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムでモーターサイクル部門のコースレコードを樹立した。この結果、ドゥカティは1200ccクラスで2年連続の優勝となった。
カリフォルニア州でドゥカティ・サンタバーバラを経営するダン選手は、自らのショールームのデモバイクに乗車し、トップでパイクスピークのチェッカーフラッグを受けた。ダン選手とスタッフは、3週間かけてレースに向けた準備を行い、パイクスピークのデビュー戦に臨んだという。
28歳のダン選手は、初日からライバルを圧倒、予選ではポールポジションを獲得するなど3日間のプラクティスすべてにおいて高いパフォーマンスを披露した。ダン選手は山登りを11分11秒32で走行。これはモーターサイクル部門の新記録でもある。
ダン選手は「今日はレース前からかなり緊張していた」とし、「スタートフラッグが振り下ろされた瞬間に飛び出してホールショットを奪った後は全開で走り切るだけだった」と走行中の心境を話した。