ヤマハ発動機は24日、国立競技場で電動アシスト自転車の2011年モデルについて説明会を開催した。その席上、小林正典執行役員は「電動アシスト自転車の市場は今年も順調に伸長している」と述べた。
特に今年は東日本大震災で自転車が見直され、関東地方では通勤に電動アシスト自転車を使う人が急増。また、被災地の東北地方でも復興需要として、その販売台数が大きく伸びているそうだ。1~5月を見ても、前年比18%増と2ケタの伸びを示している。
「今年は前年比110%の42万台を予想しており、ヤマハは11万台の販売を見込んでいる。電動アシスト自転車は過去10年以上にわたって安定的に成長してきたが、その割合は自転車全体の5%に過ぎない。まだ、大きな成長の余地がある」と小林執行役員は強調する。
ヤマハは「百聞は“一走”にしかず」をキャッチフレーズに、今後も全国各地でキャンペーンや試乗会を実施し、新たなユーザーの獲得を目指す。