グリーンエンジンオブザイヤー2011もツインエア…フィアット2冠

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フィアット 500 ツインエア
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英国のUKIPメディア&イベント社は18日、「グリーンエンジンオブザイヤー2011」を発表した。フィアット『500』のツインエアが、インターナショナルエンジンオブザイヤーと合わせて2冠となった。

エンジンオブザイヤーはクルマの心臓部、エンジンに着目して優れたエンジンを選出するもので、今年が13回目。5月時点で少なくとも世界1か国以上で販売されている乗用車のエンジンを対象に、世界36か国76名のジャーナリストが投票を実施。グリーンエンジンオブザイヤーでは、環境性能に重点を置いて選考が行われた。

グリーンエンジンオブザイヤー2011の結果は以下の通り。

1:フィアットの875cc 2気筒ターボ「ツインエア」(258点)…フィアット500
2:トヨタの1.8リットル直4+モーター(204点)…プリウスとオーリスHSD
3:日産のEVパワートレイン(185点)…リーフ
4:VWの1.4リットル直4ターボ&スーパーチャージャー「TSI」(184点)…ゴルフなど
5:三菱のEVパワートレイン(92点)…i-MiEVなど
6:VWの1.2リットル直4ターボ「TSI」(85点)…ポロなど

フィアットの875cc 2気筒ターボ「ツインエア」が、インターナショナルエンジンオブザイヤーに続く2冠。前回の覇者、トヨタ『プリウス』のハイブリッドシステム(1.8リットル直4+モーター)に54ポイント差をつけて、グリーンエンジンオブザイヤーを制した。

フィアット500のツインエアは、欧州複合モード燃費23km/リットル、CO2排出量95g/kmという高い環境性能が売り。審査員のひとりは、「ダウンサイジングに最も成功したエンジン」と評価している。

また、今回は3位に日産『リーフ』、5位に三菱『i-MiEV』と、EVパワートレインが初登場。ホンダ『インサイト』のハイブリッドシステムや、メルセデスベンツやBMWのクリーンディーゼルを押し出す形で、2台のEVがランクインとなった。

《森脇稔》

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