トヨタ自動車の国内営業を担当する毛利悟常務役員は、同日発売した『プリウスα』の価格について、従来のプリウスや競合車と比較しても「相対的に魅力があり、競争力もある価格設定ができた」と述べた。
プリウスαは、235万円から330万5000円の設定となった。ベースモデルはプリウスより割高だが、量販タイプの「S」グレード(5人乗り)は、プリウスの同様モデルより5万円高い250万円であり、毛利常務は「魅力的」とアピールした。
今後の生産見通しについて毛利常務は「5月、6月は国内向けの計画台数である月3000台はできる」と述べた。東日本大震災によって発売時期は遅れたものの、当面の生産は計画レベルが可能という。
4月末までの国内受注が2万5000台に達したことからも、供給力に問題のないニッケル水素電池を採用している2列シートタイプについては「今後、増産を検討したい」とも語った。