トヨタ自動車の米国法人、米国トヨタ販売は3月31日、米国で販売するトヨタ、レクサス、サイオンの主要24車種について、平均1.7%値上げすると発表した。
今回の値上げは、現地生産車については5月製造分から、日本からの輸入車については5月上陸分から適用。値上げ率は、トヨタが1.2-2.2%、レクサスが0.8-2.1%、サイオンが0.4%となる。
対象車種は、トヨタが『ランドクルーザー』や『ヤリス』(日本名:『ヴィッツ』)、レクサスが『LS』や『GS450h』、サイオンが『xD』(日本名:トヨタ『イスト』)など。合計で24車種だ。
米国トヨタによると、今回の値上げは、円高や原材料価格の上昇を受けてのもの。3月11日に発生した東日本大震災によって、日本からの輸入車に生産の遅れが生じ、現地生産車についても部品調達に障害が出ているが、同社のGreg Thome広報担当は、「今回の値上げは震災とは無関係」とコメントしている。