クライスラー日本は23日、昨年6月にアメリカで販売が開始された4代目『グランドチェロキー』を日本でも発表した。発売は、3月12日からとなる。
同社社長の七五三木敏幸氏は、このモデルの開発にあたり、これまで以上にマーケティングを重視したという。
「先代のモデルをたくさんのユーザーに評価をしてもらいました。まずは学ぶところから始めようとしたのです」(七五三木社長)
具体的には先代グランドチェロキーの不満点を、米国をはじめ欧州、アジアなどで調査し、その点を新型では改善することから始めたのだという。
エクステリアデザインは、「伝統的なジープの特徴である7本のスロットグリルをはじめ、台形のホイールアーチや前後のショートオーバーハングなどを残しながら、エアロダイナミックなスタイルとしました」という。また、「バイキセノンヘッドライト、パワーリフトゲートなどの装備を充実させ、同じセグメントの同じ価格帯のクルマに対して、決して装備レベル、デザイン、性能で劣ることがない仕上げを実現したのです」と話す。因みにヘッドライトの中を覗いてみると、その先端にジープのグリルがついているなどの遊び心もある。
「(チャプター11以降)再生した、新たなクライスラーとしての第1号として期待しており、それに恥じないクルマとなっています」とその出来に自信を見せた。