三菱自動車の相川哲郎常務は24日、スズキからOEM調達するコンパクトカー『デリカD:2』について「『デリカD:5』よりも室内が広く良くできた車」と評価した。
相川常務は同日、都内にある本社で開いたデリカD:2の発表会で、一部報道陣に語った。相川常務は「D:5よりも35mm室内高が高く、室内長は130mm長い。5人乗りとしては無茶苦茶広い」としたうえで、2列シートではあるものの「本当に日本人が一番求めるミニバンだと思う」と強調した。
デリカD:2の室内高は1345mm、室内長が2100mm。これに対しD:5はそれぞれ1310mm、2915mm。同社広報によると室内長に関して相川常務が示した比較数値は2列シート同士で換算したものとしている。
D:2がベース車両であるスズキ『ソリオ』に対しブランドバッチだけの変更にとどまっていることについて相川常務は「一刻も早く出さないと販売会社が苦しいということで、早く出すというのが最大のテーマだった。特別なデザインをすると時間がかかるわけで、極力時間をかけずに投入した」と理由を述べた。