【ボルボ S60 新型】スカンジナビアンデザインの“動”と“静”

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ボルボの新型『S60』が、3月5日より販売が開始される。そのスポーティなエクステリアデザインが“動”だとすれば、そのインテリアは“静”だとボルボ・カー・コーポレーション Vice President, Designのピーター・ホルベリー氏は語る。

「スカンジナビアンデザインといえばとてもシンプルかつ高品質というのが特徴です。S60の内装も、それを意識した非常に高品質な仕上げとなっています」と話す。「フロントシートは、ドライバーを包み込むような人間工学に基づいたデザイン」、「リヤシートはよりスペースがゆったりとし、レッグルームも十分にあるので、リヤに乗車してもくつろげるデザイン」だという。「ナチュラルテイストのスカンジナビアンらしい美しい色合いの、肌触りの良い素材のシートとなっています」。

そのインテリアの中心には特徴的なセンタークラスター(ボルボではフローティングセンタースタックという)を採用している。「これはスカンジナビアの家具、例えば、椅子などからインスパイアされデザインされたものです。これがいまやボルボの象徴的なデザインとなっているのです」とホルベリー氏は話す。

このセンタークラスターは若干ドライバー側に向いている。その角度は、「ドライバーが運転中に、より安全に使いやすく、かつ、助手席からも手を伸ばしやすいギリギリの角度です」。つまり、「人間同士が大切なものを共有するという、ボルボのコンセプトからこのギリギリの角度が付けられたのです」と語った。 

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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