【東京オートサロン11】マレーシア製プロトン日本上陸…キャロッセ

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プロトン・アジパシ仕様
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マレーシアのプロトンという車をご存じだろうか。かつては三菱ランサーのOEM生産車だった時期もあったが、現在では自社開発・生産が進み、マレーシア独自の自動車である。

このプロトンが、2011年6月にも日本で販売されそうだ。価格は160万円程度を目指しているという。じつは、これは国内のモータースポーツのベース車両をねらったものだ。ベース車両は、排気量は1600cc、馬力は100ps以上、重量は1200kg程度になる。

現在、この排気量クラスでしかも価格が200万円を大きく下回る車は日本には(新車では)存在しないといっていいだろう。また、マニュアル車の設定もほとんどなくなってきているので、国内モータースポーツにおいて、使用できる車両がかなり限られている現状がある。プロトンはそのような隙間を埋める位置づけといえるだろう。

ブースに展示してあったのは、アジアーパシフィックラリー選手権向けの競技車両で馬力も130ps程度にチューンされていた。ドアの開閉なども安っぽさを感じさせない。JAF公認車両にも登録されるとのことで、国内の公式競技への参加も問題ないはずだ。

願わくば、このような車が売れて、日本のメーカーが再びライトウェイトスポーツの市場に戻ってくることを期待したい。

《中尾真二》

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