タタの世界販売6%増、ナノ不振で伸びが鈍化…11月実績

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インドのタタモーターズは15日、11月の世界新車販売の結果を公表した。総販売台数は7万9959台。前年同月比は、10月の18%増から後退し、6%増にとどまった。

乗用車の販売台数は3万9715台で、前年同月比は6%減と10月の17%増からマイナスに転じた。これはインド国内で、超低価格車の『ナノ』の販売が落ち込んだ影響だ。ナノのセールスは、タタが11月上旬に事実上のリコールを発表して以来、急減速している。

一方、傘下のジャガー&ランドローバーは、前年同月比22%増の2万2957台と引き続き好調。その内訳は、ジャガーが30%増の5621台、ランドローバーが20%増の1万7336台と、どちらも売れている。

タタの今年4〜11月世界販売は、67万8598台。前年同期比は30%増と大幅な伸びを維持している。しかし、ナノの販売不振が長引けば、今後のセールスに与える影響は大きいと思われる。

《森脇稔》

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