富士重工業は、スバル『フォレスター』を改良して10月25日から販売開始した。
今回の改良では、2.0リットルNA車に新世代ボクサーエンジンを採用して環境性能を向上したほか、シャシー性能を進化させ、操縦安定性や乗り心地の向上、エクステリア・インテリアの質感向上など図った。
新世代ボクサーエンジンは、基本性能の高効率化を徹底的に追求した設計とし、燃費を15.0km/リットル(10・15モード)に向上し、全域でのスムーズな加速性能を実現。ボア・ストロークの変更によるロングストローク化や燃焼室のコンパクト化などにより燃焼効率を高め、燃費性能と実用領域での走行性能を両立した。新世代ボクサーエンジンの搭載で2.0リットルNA全車がエコカー減税に適合する。
また、リヤダンパーの減衰力の応答性を向上させるとともに、前後サスペンションの特性を最適化、操縦安定性の向上とフラットな乗り心地を目指した。リヤサブフレームブッシュの特性を変更、路面からの入力を効率良く吸収するとともに、剛性を高めることで、乗り心地と操舵時のリヤの追従性を両立した。
外観は、外周部の強調や突起形状により縦方向の連続性を感じさせることで、力強さと質感を表現した。新デザインのフロントグリルを採用したほか、LEDサイドターンランプ付ドアミラー、新形状のルーフスポイラーを採用した。
インテリアは、インストルメントパネル上部にソフトフィール塗装を施し質感の向上を図った。立体感のある2眼メーターとセンター部のリングで構成する新デザインのスポーツルミネセントメーターを採用し、視認性、機能性、質感の向上を図った。
価格は2.0XSの4ATが232万500円。