山内孝社長は、マツダの次世代ガソリンエンジン「SKYACTIV-G」を搭載して2011年前半に発売する『デミオ』の価格について「私どものブランドを確立する先駆的な車なので、適正かつ皆さんに喜んでいただける価格にしたい」と述べた。
新エンジンを搭載して発売するデミオは、30km/リットル(10・15モード)の燃費性能を目指しており、現在市販されているハイブリッド車(HV)と同等レベルを達成する。山内社長は、「喜んでいただける」という表現で、同クラスのHVに対して競争力ある価格設定を行う方針を示唆した。
同社は環境対応ではまず、エンジンやトランスミッションなどの改良による「ベース技術の革新」(山内社長)に力点を置いている。一連のSKYACTIV技術について山内社長は「世界のCO2削減の原動力になる技術と確信している」と語った。