近藤広一副社長は8日の発表会見で、『フィットハイブリッド』の販売先について当面は日本と欧州とし、北米については「検討中」と説明した。
近藤副社長は「米国ではガソリン価格は思ったほど上がっていない。市場環境をもう少し見ながら検討したい」と慎重な姿勢を示した。一方で「HVの需要はどの地域でも高まっている。タイミングを見ながら対処して行く」と述べ、日本や欧州以外にも順次、市場投入する方針を表明した。
ホンダは北米には『シビックハイブリッド』と『インサイト』を投入しているが、市場でのハイブリッド車(HV)の浸透は今ひとつ。フィットのHVについては、まずは日本での浸透に全力という構えだ。