雨のベルギーGP(29日)を制し、ドライバーズチャンピオンシップのトップに立ったのがマクラーレンのルイス・ハミルトンだ。
タイトルの可能性を残している3人のドライバー(ジェンソン・バトン、セバスチャン・ベッテル、フェルナンド・アロンソ)がいずれもノーポイントに終わったことからタイトルの行方はハミルトンとレッドブルのマーク・ウェーバーの2人に絞られた感もあるが、ハミルトンは「まだまだ分からない」と慎重な姿勢を崩さない。
「ここ数戦を見ただけでも、状況がいかに変わりやすいかがよく分かるよね。残りのグランプリはまだまだあるんだから。タイトル争いを展開するどのドライバーにもポイント獲得の可能性が十二分にある。ポイント的に僕の最大のライバルはマーク(ウェーバー)ということになるが、チャンピオンシップ争いはまだまだオープンだ。だからこそあと2、3戦のうちにはっきりとした答えを出したいと思っている」とハミルトン。
35ポイント差がついたチームメイトがサポートに回る可能性については、「それはないと思うね。僕らはチーム内でまったく同じ扱いを受けていて、チームも僕らから最大限のものを引き出そうとベストを尽くしている。今日のジェンソンはツイてなかっただけだから」と否定した。