【新聞ウォッチ】高速80km制限を一部見直し、法定速度100kmは据え置き

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2010年8月20日付

●小沢氏 鳩山研修会に出席、民主代表選控え150人が参加(読売・1面)

●エコカー補助金、経産相「延長せず」強調、自動車業界、支援求める(読売・8面)

●中国、レアアース輸出削減、HVや家電に影響も(読売・1面)

●GM早期再生強調、再上場申請政権も強い意向(朝日・11面)

●NY円一時84円台(朝日・11面)

●米クライスラーも来年の上場目指す(毎日・8面)

●高齢運転者マーク、新デザイン年内導入へ「もみじ」も当面OK(産経・3面)

●EV普及へタクシー走る(産経・10面)

●80km高速→最高100km、構造検証年度内見直し(産経・24面)

●バイクの日安全運転アピール/電動アシスト自転車、バイク抜いた、上半期出荷台数(東京・1面)

●ソニー元社員に510万円、プレステ小型化発明対価(東京・26面)

●経済対策原案「環境」軸に内需・雇用増、省エネ関連工場立地に補助(日経・1面)

●タイ自動車生産94%増、7月『マーチ』対日輸出本格化(日経・7面)

●お盆のJR利用2%増「1000円高速」限定で上向く?(日経・34面)

ひとくちコメント

高速道路と自動車専用道路の速度規制について、制限速度が実態に合わせて引き上げられるという新たな基準が導入される。警察庁が速度基準を1968年の制定後42年で初めて見直すことを決めたもので、19日付の朝日夕刊が1面トップで報じるなど、各紙が取り上げている。

多くの車が規制を大きく上回る速度で走行している区間があり、規制速度80km以下の区間では道路構造などを詳細に検討し、条件がそろえば最高100kmまで引き上げが可能となる。

見直しの対象は時速60~80kmに規制され、中央分離帯がある区間。都道府県警が年内に対象を選んで見直し計画を策定し、可能な区間について年明け以降に規制速度を10~20km引き上げるという。

高速道路で見通しが良い直線道路などでは、規制速度で走行していても、前方車との車間距離が広がり、追い越し車線からの車線変更車に割り込まれてヒヤッとすることがしばしばある。今回の見直しでは法定速度の時速100kmはそのまま据え置かれた。警察庁は「交通実態に応じた基準」としているが、安全性を考慮してなのか、法定速度まで手を付けられなかった点では課題が残る。

《福田俊之》

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