東芝は、自転車部品メーカー大手のシマノが自転車メーカー向けに供給する電動アシスト自転車用コンポーネントのバッテリーシステムとして、二次電池「SCiB」を供給する。
今回供給するのは、SCiBセルを組み合わせた電池モジュール。走行中、ブレーキ制動時のエネルギーを電力に変換、充電する回生機能を備える。電池特性を最大限に活かすため、セルの監視・保護機能を備えたバッテリーマネージメントシステムも搭載している。
この電池モジュールは、シマノが欧州の電動アシスト自転車市場向けに年内に供給する予定の新製品に搭載される。東芝は今後、シマノの事業展開に合わせ供給量を増やしていく。
東芝では、SCiBの長寿命性能と急速充放電性能による高い回生性能が評価され、今回の採用に結び付いたとしている。
東芝は今後もSCiB事業の拡大を目指して幅広く受注・提案活動を展開、2015年度に売上高2000億円を目指す。