【日産 マーチ 新型発表】トイライクは受け入れてもらえない

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新型日産『マーチ』は、世界160か国で販売されるグローバルカーである。デザイン本部プロダクトデザイン部アソシエートプロダクトデザイナーの山根真さんは、この4代目『マーチ』をデザインするにあたって様々な国で意見を収集したという。

「マーチを知らない国の人たちにどんなコンパクト5ドアハッチバックが欲しいかと聞くと、クルマらしいしっかり感、信頼感というところが出てきて、決しておもちゃっぽい(トイライク)というワードは出てきませんでした」という。

可愛くておもちゃっぽいところは最も避けたかったところだといい、「その方向性は日本でも受け入れてもらえると思います」と話す。またマーチを売っていない国の人に先代マーチを見せたところ「若干トイライクという評価がありました」と先代を振り返る。

「クルマらしいクルマが欲しい、ということがあるので、新型の開発では、まずリアのトレッドを広げスタンスを良くしました。また、ドアシルを外側に出し重心を下げ、いかに地面を蹴ってきびきび走りそうな雰囲気を作ったのです」

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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